1992年の創設以来、OSIが培ってきた経験は、質の高い科学キャンプを企画運営するノウハウだけでなく、たくさんのアイディアを具現化するための知識と知恵の集大成でもあります。
OSIでは、確かなクオリティの科学研究プロジェクトを保証し、子どもたちの好奇心や向上心を応援します。
- セキュリティ : 理念と方法
- スタッフや子どもたちと連絡を取る4つの方法
- 子どもたちに本当の休暇を
- 研究プロジェクトの費用は統一されています
- 科学インストラクターの研修とレベルについて
- 研究に直接関係する活動
- スタッフチームとの連絡について
- OSI本部所在地
セキュリティ : 理念と方法
全ての年齢層で、子ども5人に対して1人のインストラクターを配置することを規定しています。(12人に1人というのが一般的です。)
それぞれの活動において、最大限のセキュリティを保証するために、組織の内外部と連携しています。
運営チームの一人一人が、より有効な方法を発達させるため、意見やアイディアを共有します。
フランス青少年・スポーツ省に加え、ケベックキャンプ協会やその他の関連機関とも連携しています。キャンプ開催にあたっては、近隣の警察や消防などにも通達し、万が一のときの迅速な対応をお願いしています。
全てのキャンプに対して、定期的かつ厳格な監視を行っています。
科学インストラクターは20歳から60歳以上まで幅広く、知識や経験が豊富なチームで構成されています。新しいインストラクターは、以前からのインストラクターと二人一組で指導にあたります。また、インストラクター自身が親であることも多いため、子どもへの接し方や安全への配慮など、より細かなケアが可能です。(一般の科学キャンプのインストラクターは16歳から22歳がメインです。)
スタッフや子どもたちと連絡を取る4つの方法
それぞれの研究プロジェクト毎に専用のウェブサイトが用意されており、キャンプ期間中は可能な限り毎日、その日の出来事や写真を掲載しています。記事を書くのは子どもたち。日替わりで当番だったり、みんなで一緒に書いたり。ぜひ毎日チェックして、成長を見守ってください。
滞在施設には、電話とパソコンが常備されています。自由時間には子どもたちと電話をしたり、メールを送ったりもできます。
それぞれの研究部屋にも電話があり、責任者やインストラクターと話をすることができます。急な伝言や気になることがあるときにお使いいただけます。
より詳しい情報や、第三者と連絡を取りたい場合には、OSIの代表に直接電話をすることもできます。
これらの連絡先は、キャンプの参加申し込みが完了後、保護者宛にご案内します。
子どもたちに本当の休暇を
OSIの教育プロジェクトは、常に「休暇を楽しんでもらう」ということを一番大切にしています。当たり前のことに思われるかもしれませんが、このことを目標として掲げている科学キャンプは実際にはあまりありません。OSIが目指すのは、どんなに難しい問題でも集中して取り組んで、素晴らしい時間を過ごすということです。
このことは、結果として、美しい景色や音、友だちとの会話など、子どもたちにとっての純粋な幸せを一層思い出深いものにし、全てのものに対してより興味を持って接することができるようになります。
ユーモアある個性的なスタッフが、夢いっぱいの子どもたちの研究や冒険をいつでも手助けします。
研究プロジェクトの費用は統一されています
OSIでは様々なトピックの科学キャンプがある中で、わずかな差額を気にすることなく、本当に興味のある研究プロジェクトに参加して欲しいという理念から、費用はどれも全て同じに設定しています。
1人でも多くの子どもたちに科学を楽しんでもらうために、費用はできる限り低く抑えるように努力しています。
種々の研究機関や教育機関の協力により、OSIのキャンプは、他の団体が運営する通常の科学キャンプの半分以下で、素晴らしい設備環境を整えています。
科学インストラクターの研修とレベルについて
OSIでインストラクターとして働き始める前に、必ず、技術者や研究者、社会文化学者などを交えた「OSIの科学教育」と「子どものための研究プロジェクトのマネジメント」という二つの研修を受けることになっています。
さらに、大学や研究機関、ハイテク企業、青少年・スポーツ省、教育省、環境省などと連携し、定期的に、技術面、教育面での充実した補完トレーニングを実施しています。
科学キャンプの開始前には数回のミーティングを開き、それぞれの活動の準備をします。科学者やエンジニアからの研究提案を受けながら、より進化したキャンプを目指しています。
研究に直接関係する活動
定期的に、研究者やエンジニアとの新しいつながりを築いています。これにより、キャンプの内容がより充実するだけでなく、参加者がみつけた興味深い結果を専門家と共有することができるからです。
必要に応じて、研究所やハイテク企業の専門家と子どもたちが直接会ったり、電話で質問したりすることもできます。
研究に必要な機器は可能な限り揃えていますが、高価だったり貴重なために所有することが難しい場合には、キャンプ地に特別に貸し出してもらっています。それはときに、世界で一台しかない機器のこともあります。
輸送の難しい材料や機器が必要な場合には、子どもたち自身が研究所や工場に出向いて使わせてもらいます。それぞれの施設の人に案内してもらうことで、ここでもまた新たな出会いと発見があることでしょう。
スタッフチームとの連絡について
毎年春に、OSIスタッフや協力機関関係者、過去や今後の参加者、保護者、その他どなたでも参加できる情報交換ミーティングを開催しています。
キャンプ地や集合駅まで送りにいらした際に、迎えのスタッフと研究や教育、科学や設備などについての話をすることもできます。
キャンプ最終日の前日にあたる土曜日には、子どもたちが研究プロジェクトを通して学んだことを発表する展示会やプレゼンテーションを開催します。この素晴らしい機会に、ぜひ保護者の方にもお越しいただき、スタッフやインストラクターとお話をしていただきたいと思います。
年末年始にも、春と同じような情報交換の機会を設けています。一年を振り返り、改善点や新しいアイディアなどを共有することで、より充実した科学キャンプを企画するためのミーティングです。OSIの教育プロジェクトにもっと深く関わっていただける保護者の方や、新年をスタッフと一緒に迎えたい方はぜひご参加ください。
その他にも、子どもたちが研究の結果を改めて読み返したり、友だちと再会したりすることのできるイベントを年に何度か用意しています。思い出を語ったり、写真を見せ合ったり、新しい興味について話したり。開催予定についてはウェブサイトやメールでご案内致します。
OSI本部所在地
Objectif Sciences International
Avenue de Chamonix, 7
1207 Genève
Suisse
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